【おうちモンテ】モンテッソーリ教育の5分野とおすすめ教具について

前回の記事では、イヤイヤ期を知るために重要なモンテッソーリ教育の敏感期についてご紹介しました。

今回は、それぞれの敏感期に応じた【モンテッソーリ教育の5分野】と、自宅でも扱いやすい【おすすめの教具】についてお伝えします。

この記事を読めば、おうちモンテにぐんっと取り組みやすくなること間違いなしです!

目次

敏感期の種類

まずは、敏感期の種類から復習しておきたいと思います。

モンテッソーリ教育の5分野

それぞれの敏感期に応じた、モンテッソーリ教育の5分野は以下の通りです。

  • 言語の敏感期言語教育
  • 秩序の敏感期→なし
  • 運動の敏感期日常生活練習
  • 感覚の敏感期感覚教育
  • 数の敏感期 →算数教育
  • 文化の敏感期文化教育

各教育分野について、1つずつご説明していきます。

日常生活練習とは

運動の敏感期に必要な日常生活練習。

実はこの日常生活練習、他の4分野の土台となるとても大切な分野です。

というのも、まずは自分の思い通りに自分の体を動かせなければ、やりたいと思うことが何一つできません。

なので、この日常生活練習では、自分の意志で動かせる体作りを目指します。

また、モンテッソーリ教育の最大の目標は『自立』

日常的に行う身の回りのことが1人でできるというのは、大きな『自立』への第一歩です。

それゆえ、この日常生活練習が、他の全ての教育分野の土台となるのです。

日常生活練習の教具

着衣枠

こちらは正式なモンテッソーリ教具ではありませんが、Amazonで見つけてぜひおススメしたい商品!

これ1つでファスナー練習、ボタン練習、バックル練習などができて、お値段2000円以下。

楽天市場やYahoo!ショッピングで検索すると同じ商品は出てきませんが、代わりに本格的な着衣枠はあります。

だた、お値段も高いわりに1つの練習しかできないので、おうちモンテに取り組むなら個人的にはこれがおススメです。

感覚教育とは

感覚の敏感期に必要な感覚教育。

視覚・聴覚・嗅覚・触覚などの感覚器官を刺激し、吸収した感覚印象を整理します。

日常生活練習の上に、この感覚教育が基礎としてあります。

というのも、人間が何か行動しようと思うとき、まず外部からの情報を感覚器官(視覚など)を通して脳に送り、その情報を脳で処理して、再び脳から指令が出て運動器官(筋肉など)に送られ、実際のアクションを起こすからです。

言葉ではわかりにくいかもしれませんが、図にするとこんな感じ!

引用元:プラナ治療院

感覚教育の教具

ピンクタワー

モンテッソーリ教育の代表的な教具の一つがこちら。

視覚教具のピンクタワー。大きい小さいを学びます。

モンテッソーリ園で使う本物のピンクタワーはかなり大きいですが、こちらは家庭用サイズで、価格も5000円以下とお手頃です。

円柱さし

こちらもモンテッソーリ教具の中で人気のもの。

視覚教具の円柱さし。

パッと見は地味ですが、実はとってもとっても奥が深い教具なんです!

同じように見える円柱ですが、1つ1つ全て大きさが異なっていて、必ず1つの穴に1つの円柱しかさせないようになっています。

つまり、1つでも間違えると完成しないので、自分で間違いに気づき、自己訂正しやすい教具です。

雑音筒

聴覚教具の雑音筒。

赤と青の筒は同種音のペアになっており、耳の近くで振ってそれぞれの異なる音の違いを認識します。同じ音のものがどれか探してペアリングしたり、強弱の順に並べてグレーディングしたりすることで、聴覚を刺激します。

他にも、聴覚教具の音感ベル、触覚教具の重量板などがあります。

算数教育とは

数の敏感期に必要な算数教育。

モンテッソーリ教育の最上部に位置する知的教育分野の1つです。

算数教育の教具

りんごの木

とても可愛いりんごの木の教具。本物は少し異なりますが(詳しくは楽天市場をクリック)りんご35個、サイコロ2個ついていて、サイコロで出た数字の数だけりんごを刺したり、サイコロの目を足したりと使用用途が多そうなので、こちらがおススメ!

数字板

1から100まで数える練習をする数字盤です。

Amazonのこちらの商品は、数字の理解をさらに深めるための5枚10種類のシートが付属。数字の習熟度に応じて、数字の歯抜け問題、奇数、偶数、5の倍数と段階的にチャレンジ出来ます。

足し算板・引き算板

作業結果を目で確認することで足し算、引き算の構造全体の理解と、組み合わせを体験できる教具です。

掛け算板・割り算板

先ほどの足し算・引き算同様に、掛け算や割り算をビーズを使って理解が深めることができる教具です。

言語教育とは

言語の敏感期に必要な言語教育。

モンテッソーリ教育の最上部に位置する知的教育分野の1つです。

言語教育の教具

砂文字

こちらの砂文字カード46枚は、文字部分にざらざらとしたUV加工がされているため、指で触れて文字の形を感じ取ります。

また、文字を人差し指と中指の2本の指でなぞることで文字を書く準備活動を行います。

メタルインセッツ

メタルインセッツとは鉄製はめこみのこと。

一見『算数教育の教具じゃないの!?』と思うかもしれませんが、実は言語教育の教具なんです。

様々な幾何学図形の輪郭を鉛筆でかたどることで、運筆の練習ができるというもの。

文化教育とは

文化の敏感期に必要な文化教育。

ここでいう【文化=数や言語以外の子どもの興味・関心】です。

モンテッソーリ教育の最上部に位置する知的教育分野の1つです。

モンテッソーリ教育の特徴の1つとして、マクロ(大きい)世界からミクロ(小さい)世界へと徐々に学んでいきます。

なぜなら、まず全体を知ることで、細部を学ぶ際に広い視野を保つことができるからです。

と、同時に多様性も育むことができます。

モンテッソーリ教育が平和教育といわれるゆえんも、ここにあるかもしれません。

具体的には【地理】に関する教具を使って説明していきますね↓

文化教育の教具

地球儀

まずは、地球そのもの(マクロ)から学んでいきます。

私達人間は、皆地球上に住んでいる人類であることを知ります。

世界地図パズル

次に、地球儀を半分に割って平面にした大陸(世界)について学んでいきます。

日本はユーラシア大陸にあって、同じ大陸には中国やロシアがあって、お隣のアフリカ大陸にはエジプトがあって・・・などどいう風に、それぞれの国の関係性などついて学びます。

日本地図パズル

地球→世界と学んだあとに、日本について学んでいきます。

今自分達が住んでいるのは、関東地方の東京都港区で・・・といった風にです。

おわりに

モンテッソーリの教具はまだまだ沢山ありますが、今日はモンテッソーリ教師でなくても扱いやすい教具の一部をご紹介しました。

ただ、何度もブログやインスタグラムでもお伝えしてきたように、大切なことは我が子をよく観察すること。そして、我が子が本当にやりたい!と思っている課題を見つけることです。

この記事が、皆さんのおうちモンテのお役に立てれば幸いです!

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

Instagramでは、おうちモンテ・知育ほか、子育てに役立つ情報をあれこれ発信中

楽天roomには、本当に買ってよかった育児アイテムを中心に載せています。

フォローして仲良くして頂けると嬉しいです

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる