一生の姿勢に関わる!正しい食事用椅子の選び方

『そろそろ離乳食を始めようかな?』

『これまでは膝の上やバンボ、ハイローチェアに座らせて食べさせていたけど、そろそろ大きくなってきたし卒業しようかな?』

『食事が終わるまでじっと座っていられないのは、もしかして椅子のせい?」

と思っている方にとって、どんな椅子に座らせれば良いのか悩むのではないでしょうか。

種類も沢山あり、決して安い物ではないので、何を買えばいいか悩みますよね。

そこで!

姿勢を見るプロである作業療法士の視点を生かした、正しい選び方シリーズ第2弾!

今回は食事の際に使用する、椅子の正しい選び方についてご紹介します。

目次

なぜ椅子選びが重要なのか?

そもそも、なぜそんなに椅子選びが重要なのでしょうか。

座ることさえできればなんでも良いのでは?と思うかもしれません。

ですが、それは大間違いです!

私はこれまで作業療法士として、何百人もの食事姿勢を評価してきました。

その経験から学んだことをお伝えします。

窒息や誤嚥のリスクが減る

間違った椅子に間違った姿勢(骨盤が後傾し、頭頚部が過度に後ろに反ってしまう)で座ったまま食事をすることで、窒息や誤嚥のリスクが高まります。

私が評価してきた対象者は高齢の方が多く、誤嚥から肺炎を引き起こし、最悪死に至るケースもありました。

高齢者と同じく嚥下機能が未発達な赤ちゃんや幼児でも、同じことが起こる可能性は十分あります。

ましてや子供は、まだ自分の一口量が分からず思いっきり詰め込んだり(←うちの息子)、ほとんど噛まずに勢いよく丸呑みしたり(←うちの息子)、誤嚥のリスクありまくりです。

正しい椅子を選ぶことで、そのリスクを減らせます。

消化機能が高まる

先述のように間違った姿勢を取ると、骨盤後傾→円背(いわゆる猫背)となり、胃や腸など消化に携わる内臓が圧迫されてしまいます。

そもそも赤ちゃんや幼児は消化機能が未熟だからこそ、『離乳食』『幼児食』という世のママ・パパにこれでもか!と手をかけさせる食事形態から始めるのです。

生まれてすぐから大人と同じ嚥下機能や消化機能が備わっていれば、誰もあんな面倒なことしません。(裏ごしとか裏ごしとか裏ごしとか)

そのただでさえ未熟な消化機能を、間違った姿勢でさらに追い詰めるなんて、年中無休で働く胃や腸にとっては拷問です!

正しい姿勢を取ることで、消化管が働きやすくなり、消化機能が高まります。

ぜひ拷問から解放してあげましょう。

呼吸が安定する

円背姿勢は消化器系の内臓のみならず、呼吸器系の肺や横隔膜も圧迫されてしまい、呼吸がしづらくなります。

姿勢が安定することで鼻呼吸が促され、飲み込みがしやすくなります。

歩行に必要な筋力まで身に付く

正しい椅子に正しく座るだけで?と思うかもしれませんが、そうなんです。身に付くのです!

この地球上には、重力というものが存在します。

赤ちゃんの身体面の発達はまさに、この重力にあらがうための試練であります。

①生まれてすぐは、頭の先から足の先まで全て重力に持っていかれてゴローン

②手や足を少し上に持ち上げてジタバタ(初めての重力への反抗。プレイヤイヤ期的な。)

③体も重力にあらがって寝返り完了

④頭も一緒に重力にあらあがって、お座りやらハイハイやら

⑤お尻まで重力にあらがって、立ったどー

⑥片足ずつ重力にあらがって、遂に歩いたどー(イヤイヤ期ピーク的な。)

この長い試練の間に鍛えるのが、その名の通り抗重力筋。

人間が常に重力のかかる地球上で暮らす限り、宇宙で過ごせる日が来ない限り、必要不可欠な筋群です。

作業療法で寝たきりの患者さんのリハビリを始める時にも、まずは座位保持の練習を通して、抗重力筋を鍛えます。

座位姿勢が取れない人は、残念ながらその後いくら頑張っても立位も歩行も獲得できません。

食事は1日3回必ずあり、そして一生涯続く人間の基本的な行動です。

しかも、月齢が低ければ低いほど、1日の中で椅子に座るのは食事中ぐらいなものです。

つまり、幼少期の食事姿勢=座位姿勢の基準になります。

正しく安定した座位姿勢を取ることで、噛み合わせが整い、飲み込みに欠かせない咀嚼筋も発達します。

間違った座位姿勢が及ぼす悪循環

間違った座位姿勢を続けることで、もっともっともーっと恐ろしい悪循環を生み出します!

これは知人の歯科衛生士から聞いた話ですが

①座位姿勢が悪い(猫背)

②舌根沈下が起こる

③飲み込み時の舌の位置が悪くなる

④顎が発育しない

⑤鼻腔が狭くなり酸素が低下する

⑥酸素を取り込もうと顎が前に出る

①に戻る・・・

いかがですか?

これを1日3回(1回の食事時間30分)×365日続けると、なんと1年間で約550時間もの悪い姿勢を取ることになります。

これを大人になってから修正するのは、相当な努力と時間が必要です。

ぜひ、幼いうちから正しい座位姿勢を意識しましょう!

正しい座位姿勢とは?

では、食事をする際の正しい座位姿勢について、より詳しく見ていきましょう。

引用:なごや食育ひろば

  1. 肘が90°(直角)に机に乗る
  2. 円背にならない角度で座れる
  3. 机とお腹の間に多少余裕がある
  4. 足の裏は床に着く

つまり、この座位姿勢を取れる椅子=正しい椅子ということになります!

特に姿勢を安定させるため、4番が最も重要です。

おすすめの椅子はこれ!

ストッケ(STOKKE)トリップトラップ

私が最もおススメするのが、ストッケのトリップトラップ。

何を隠そう、我が家もこちらを愛用しています!

この椅子には、他社にはないメリットが沢山あるからです。

メリット

①人間工学に基づいたデザインなので、適切な座位姿勢を保てる。

②カラーバリエーションが豊富で、北欧ならではのお洒落さも魅力的。

③ストッケのサイトにシリアルナンバーを登録すれば、なんと7年保証付き。

④付属品と合わせて、新生児期~大人まで長く使える。

この付属品が他社より圧倒的に多いので、食事中のありとあらゆる悩みを、全て解決してくれます!

~新生児期~

~乳幼児期~

トリップトラップはハイチェアなので、転落防止のためにもベビーセットは間違いなく必要です。

こちらのトレイにはふちがあり、汁物や飲み物をこぼしてもキャッチしてくれます。

食べこぼしもトレイごと洗えば済むので、ノーストレス!

こちらの撥水加工ありクッションを敷くことで、お手入れが楽になるだけでなく、より一層姿勢も安定します。

うちの息子のように、すぐに椅子から立ち上がってしまうことがストレス!な方には、こちらのハーネスで解決します。

これがあれば、まず食器をひっくり返されることはありません。

我が家はこれら全ての付属品を持っていますが、どれ一つとして欠かせません。

とはいえ、デメリットもあります。

デメリット

①金額が高めの設定。

②高さ調整にねじを外す必要があり、やや手間暇がかかる。

しかし、思い出してみてください。

食事姿勢=座位姿勢の基準です。これで一生の姿勢が決まるほど影響されます。

それに、1日3回もある食事の悩み(椅子から立ち上がってしまい最後まで集中して食べない、食べこぼしや飲みこぼしの後片付けが大変など)から解放されます。

そう思えば、決して高い買い物ではないと思います。

また、細かい高さ調整が可能なので、体の成長に合わせて常に正しい姿勢が保てます。

いかがでしょうか。

どんな椅子でも座れさえすればいい!という訳ではないことが、この記事を通して伝わりましたら幸いです。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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