産後うつ体験談②~現れた症状~

産後うつ体験談①からの続きです。

前回は主に産後うつになった原因について書きました。

今回は【症状】を中心に、時系列に沿ってご紹介します。

目次

産後うつの初期症状

そんな間違った考え方に囚われたまま育児に奮闘していた私は、年を明けた頃から日に日に様子がおかしくなっていきました。

具体的には、以下のような変化が現れ始めます。

これが、産後うつの初期症状でした。

子供と二人きりになるのが怖い

特に夫が夜勤の日は、その日の朝から夜になるのが不安でたまらなくなりました。

子供の泣き声を聞くと異常なほど腹が立つ

少しでも子供が泣くと、私の心は一気にとてつもない緊張状態に陥りました。

そしてその泣き声に耐えきれず、あやすどころか「うるさい!」と暴言を吐いたり、放置したまま部屋を出たり、酷い時には家を飛び出すこともありました。

子供が可愛いと思えない

泣いていない時にも泣き声が聞こえているような気がして、目の前にいる我が子が笑っていても可愛いと思えなくなることが増えました。

夫の言動全てが自分を責めているように感じる

もちろん実際はそんなはずもなく、私を気遣った優しい言葉も沢山ありましたが、当時は夫が何を言っても私を責めているように聴こえていました。

例えば夫が

「まだご飯炊いてない?じゃあ俺がやっておくね!」

と言ったとしても、私には

「まだご飯も炊けていないのか!仕事もせずずっと家に居たくせに一体今まで何をしてたんだ!お前がさっさとやらないなら、俺がやる!」

といった具合に聞こえるのです。

そのため、私は夫に対して一方的に激高し、声を荒げて返事をします。

「うるさいな!今すぐやればいいんでしょ!黙っててよ!」

こうして私達夫婦は、毎日喧嘩が絶えなくなりました。

付き合ってから今の今まで、一度も喧嘩したことのないほど仲が良かったのに…です。

私を気遣ってかけた言葉が、私の歪んだ心によって全て否定的に捉えられてしまう夫…彼にも限界が来ていました。

産後うつの症状がピークへ

そんな毎日を過ごしているうちに、次第に夫への攻撃がエスカレートしていきます。

家で顔を合わせている時だけでは飽き足らず、仕事中も(夜勤中でも)おかまいなしにメールを送り付けるようになったのです。

それも決まって、我が子が泣いて、原因不明のやり場のない怒りが込み上げてきた時に限ってです。

『もう無理。絞め殺してやりたい。』

『一緒に死んで楽になりたい。』

『子供なんで産むんじゃなかった。』

今振り返っても絶対に口にしてはいけない、そんな内容ばかりでした。

そして遂に、自分への攻撃も始まります。

そう、自殺未遂です。

一度ではありません。何度も何度も。

ある時は夜中に線路まで走って行って飛び込もうとし、ある時は包丁を自分の胸に突きつけ…。

でも、できませんでした。

その度に我が子の泣き声が耳鳴りのように聴こえてくるのです。

その声でハッと我に返り、大急ぎで我が子を胸に抱きしめ、最後は決まって泣きながらこう言いました。

「こんな母親でごめんね…。」

我が子の泣き声から解放されたくて死を選んでいるのに、我が子の泣き声に呼び止められてしまう自分。

あの時の胸が張り裂けそうな葛藤は、今でも忘れられません。

産後うつ症状のまとめ

今回の内容をまとめると、私に現れた産後うつの症状は以下の通りです。

  1. 不安・焦燥感
  2. 被害妄想
  3. 自殺企図

次回はいよいよ、病院へ行くことを決めたお話です。いくつか病院をご紹介しますので、ぜひ選ぶ際の参考にして下さい。

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