こんにちは。
初めましての方も、いつもご覧になって下さる方も、貴重な時間を割いて当ブログにお越し頂き、本当にありがとうございます。
プロフィール欄にも記載している通り、私は重度の産後うつで約8ヶ月間治療していました。
そこでこれから数回に渡り、産後うつの闘病記録について残したいと思います。
とはいえ、ただの体験談では皆さんのお役に立てないと思うので、少しでも回復のヒントになりそうなことを書いていきます。
具体的には
- 産後うつの原因と症状
- 病院の選び方
- 治療方法&経過
- 子育てに関する間違った考え方
- 夫婦で話し合った事
- 家事、育児、仕事で工夫した点
- 産後うつ中に読んで救われた本や言葉
- 産後うつになる前に!産直後に利用できるサービス
などを、お伝えしていきます。
今現在も治療中で苦しんでおられる方や、育児が楽しいと思えず辛い日々を過ごしている方の、少しでもお力になれたら幸いです。
今回は【産後うつの原因】についてお話します。
産後うつの前兆
2018年9月 出産
幸いつわりも軽く、大きなトラブルがないまま臨月を迎えた私は、無事里帰り先の実家に戻り、残されたマタニティライフを楽しんでいました。
今振り返ればこの頃が一番、出産や子育てに対して前向きな気持ちだったかもしれません。
ほどなくして、台風一過でよく晴れた日の午後、息子が産まれました。
分娩時間は21時間(前駆陣痛から合わせると34時間)と長く、出血多量でしばらくベッド上安静を余儀なくされ、産後数日は夜間のみ母子別室で過ごすこととなりました。
そして、息子と過ごす初めての夜。
おっぱいをあげても、オムツを変えても、夜通し泣き続ける我が子。
産院でも人一倍泣いていました。
退院してからもその様子は変わらず、寝かしつけに2時間以上かかるなんてことは当たり前。
やっと寝たと思えば、すぐに泣いてまた寝かしつけに数時間を要す…。
様々なネントレ方法やグッズを試してみましたが、一時的な効果しかなく、とにかくママの抱っこ以外で寝かしつけるのは不可能でした。
幼稚園教諭・保育士の資格を持ち、3人の娘を育ててきた私の母も「こんなに泣く子は滅多に見ない。」とお手上げ状態。
私自身も、産後の急激なホルモンバランスの崩れから、いわゆるガルガル期に突入していたこともあり、素直に実母に甘えることができませんでした。
この頃から、子育ては人に頼らず【母親の自分がなんとかするしかない】という、間違った考え方が芽生えていきます。
里帰り先の実家から自宅に戻る日が差し迫っていたこともあって、余計に強くそう感じていました。
2018年10月 自宅での生活開始
1ヶ月間の里帰りを終え自宅に戻ってからも、息子の様子は変わりません。
結婚を機にこの地に引っ越してきた私は、夫以外に頼れる人がおらず、毎日息子と2人きりで過ごしていました。
夫は家事・育児に協力的ではありましたが、先日投稿した記事の通り、この頃はまだ子育てにおいて私=社長/夫=社員の関係性で、いつも私からの指示で動く状態。共同経営責任者ではなかったのです。
その上、夫の仕事は週2日の夜勤があり、水曜日に出勤した後は金曜日の朝まで帰らず、夜勤から帰宅しても疲労困憊。
電車で15分ほどの距離には義母が住んでいましたが、この頃はまだお互い気を遣い合っていて、世間話をする程度の関係性。
身内にすら、頼りたくてもなかなか頼れない状況でした。
2018年12月 ママ友作りに奮闘
朝から晩まで息子と2人きりで過ごすことにも限界を感じ、初めての育児に不安を抱えていたため、気軽に相談できるママ友が必要だと思い始めました。
そこで、地域の子育てイベントに出かけたり、インスタグラムで知り合ったママ達に会ったりと、毎日必死に外出するようになりました。
しかし、この行動が後に仇となり、産後うつを引き起こす要因の一つとなります。
ただでさえ寝不足で疲れているのに、その身体にムチを打ち、外に出かけ、気疲れし…という悪循環。
でも当時は、これが最善の方法だと信じていました。
もちろん、その時に出会ったママ友達とは今でも仲良くしているので、得たものは沢山あります。
が、そうして同月齢の子供達と触れ合う機会が増える分、他人と我が子を比べて、落ち込むことも増えました。
「どうしてうちの子は、こんなに夜泣きするんだろう…。」
「どうしてうちの子は、こんなに寝かしつけに苦労するんだろう…。」
どうしてどうしてどうしてどうしてどうして…。
考えても答えが出るはずのない自問自答を繰り返し、どんどん自分を責めるようになりました。
そしてここからまた【自分の育て方が悪いのかもしれない】という間違った考え方が芽生え始めます。
産後うつの原因
これらのエピソードから考えられるように、産後うつの原因は
- ホルモンバランスの乱れ
- 極度の疲労と寝不足
- 育児の孤立化
でした。
私と同じように寝かしつけに苦労している方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧下さい!
次回は、実際に現れた産後うつの症状と共に、これらの間違った考え方から自分の精神が崩壊していくさま、そして、そんな私が夫や息子に対してどんな態度を取るようになっていったかについて、書きたいと思います。
今回よりもやや過激な内容になると思いますので、ご興味のある方のみご覧下さい。
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