産後うつ体験談④~克服に向けて行ったこと~

産後うつ体験談③からの続きです。

前回は病院の選び方や治療法について具体的に書きました。

今回は産後うつを克服するために【徹底的に手を抜いたこと】【夫婦で取り組んだこと】【家事・育児・仕事のバランスのとり方】などをできるだけ詳しくお伝えしていきます。

というのも、産後うつを乗り越えるに当たって大切なことは、通院や内服以上に、毎日をいかに楽に生きていくかを考えることが、遥かに大切だからです。

薬はあくまで不安や苛立ち、焦燥感などの症状を一時的に和らげるにしか過ぎず、根本的な解決にはなりません。

24時間365日をどう過ごすかが、少しでも早く産後うつを克服するための鍵となります。

目次

家事・育児は最大限に手を抜くべし

まず初めに取りかかったことは、家事・育児の方法を夫婦で徹底的に見直し、省けるところは極限まで省くことでした。

具体的に以下のような方法を取りました。

離乳食は作らない

それまでもレトルトの離乳食に頼ることはありましたが、どこかにずっと後ろめたさを感じていました。

『こんな風に手を抜いていいのだろうか。』

『SNSを見ていると、素晴らしいご飯を子供のために作ってあげている人もいるのに。』

などと、自分を責めることも多かったです。

しかし、こちらの小児科医の先生が書かれた本を読んで、そんな罪悪感は一気に吹き飛びました。

むしろ、これまで私が行ってきた手作りのメニューよりも、必要な栄養素が満遍なく取れ、食べてくれなくてもイライラしないし(自分で作っていないので諦めもつく)、読めば読むほどメリットばかり。

今離乳食作りを負担に感じている方は、ぜひ一度やめてみることをおすすめします。

食べさせなくちゃ!というママ・パパからのプレッシャーを、我が子も少なからず感じ取っているように思うのです。

それよりも、こちらが余裕を持って笑顔で接し、食事の時間が楽しいものだと教えてあげることの方が、ずっとずっと大切だと思います。

時短家電の導入

自動調理家電

産後うつが完治してから購入したホットクック。

なぜあの時買わなかったのか…と激しく後悔しています。

適当に切った材料と調味料を鍋に放り込めば、ボタン1つで調理開始。

ホットクックの画期的なところは『混ぜる』機能が付いているところ!

味噌汁なども簡単に作れます♪

私のオススメは最新機種(フッ素加工)&2.4リットルのこちらです↑

お掃除ロボット

0歳児が居るからと思い、毎日丁寧に隅々まで掃除機をかけていましたが、これもやめました。

少々埃が溜まってたって、死にません!

平日の掃除は諦めて、夫がいる土日のみに集中的に行うことに。

風呂掃除・トイレ掃除などの汚れやすい水回りは全て夫、掃除機やモップ掛けは私と分担しました。

そして、その際にとてもとてもとーっっっても重宝したのが、こちらのお掃除ロボット。

産後うつ真っ只中は、息子の離乳食期真っ只中で、これでもかというほど毎回床にご飯が飛び散っていました。

こちらのお掃除ロボットは、乾拭きモードと水拭きモードが選べ、まさに離乳食の食べこぼしの掃除には持ってこい!

市販のフローリングシートが使えるので、掃除後も捨てるだけで一切の手間なし。

音も静かなので、息子の昼寝中などにも気にせず使えたのが良かったです。

ブレンダー

離乳食初期はまだ手作りしていたので、こちらのブレンダーも購入していました。

つぶす・混ぜる・刻む・砕く・泡立てるがこれ1台で行えるので、離乳食以外にも重宝します。

デザインもお洒落で、キッチンに出していても馴染みます。

このブレンダーのおかげで、離乳食作りにかかる時間が10分の1以下になりました。

電子レンジ調理鍋

義母から愛用している電子レンジ調理鍋をプレゼントしてもらったので、毎日使いました。

目玉焼きや焼き魚、野菜炒めなども電子レンジで作ることが出来る優れもの。

ガスコンロや電気コンロのように付きっきりにならなくて済むので、その間にもう1品作ったり、子供の世話をする事ができ、とても効率的です。

お皿に移し替えることさえしんどい日は、そのままドーンと食卓に並べていました。

レシピ集も付いているので、お料理が苦手な方にもおすすめです!

他にも食洗機や、洗濯乾燥機などの大型家電の購入も検討していましたが、そうこうしている間に産後うつが完治したので、結局購入には至りませんでした。

1つ1つの家事・育児の短縮時間は少ないかもしれませんが、これ全部をトータルすると、1日1時間以上は確保できます。

その浮いた時間を、徹底的に自分が休むために使いました。

宅配サービスの利用

我が家はおうちコープとパルシステムの両方を試し、結果パルシステムにお世話になることに決めました。

決め手となったのは

  • 離乳食が豊富
  • 安心・安全な食材が豊富
  • 単純に美味しかった

からです。

離乳食に関しては、先程述べた通り自分で作るのを一切やめて、全て市販品に頼ることにしました。

パルシステムには豊富な離乳食メニューがあり、手間のかかるブロッコリーの裏ごしが売っていたり、細かく刻んだ玉ねぎやかぼちゃが売っていたりと、とにかく便利でした。

また、離乳食以外にも、無添加なものや国産のものが多く、離乳食期が完了しても子供に安心して食べさせられると思ったからです。

そして、大人のご飯も大変お世話になりました。

ボイルするだけのハンバーグや、レンチンするだけのチキンカツなど、肉好きの夫も大満足するようなメニューが沢山あり、働き出した今でも本当に助かっています。

ご紹介もできますので、始めたい方はこちらのお問い合わせページよりご連絡ください。

お互いの個人情報は全く必要ありませんので、ご安心下さいね!

手を抜けない仕事は根本的に減らすべし

家事・育児と異なり、仕事に関しては一切手は抜けません。

そこで私は、平日週5日勤務→週4日勤務へ、9時半〜16時半勤務から9時半〜15時半勤務へと減らすことで、自分が仕事で疲れ切らないように調整しました。

仕事の日数を減らして在宅することになった1日も、通常通り息子は保育園に預けて、1人でゆっくりコーヒーを飲みながら家でできる仕事をしたり、通院したり、休むために使いました。

(※私は在宅勤務扱いということで保育園に新しく届け出はしませんでしたが、病気療養が理由であれば仕事をしていなくても預かってもらえるので、一度お住まいの自治体に確認してみて下さい。)

経済的に余裕がある訳ではありませんでしたが、貯金が出来なくても、とにかく今は自分自身が余裕を持つことを最優先にしました。

お金を貯めることも、働くことも、健康さえ取り戻せば後からいくらでもできると思ったからです。

さらに、夫にも仕事を調整してもらいました。

勤務時間は減らしていませんが、毎週2日間は連日で夜勤があり、水曜日の昼に仕事に行くと金曜日の昼まで帰ってこなかったのです。

それを、週初めと週末の1日ずつに分けることで、私の心的負担を減らしてもらいました。

とにかく人に頼るべし

さらに、どうしてもしんどい日は、夫の夜勤中に義母に泊まり込んでもらい、家事・育児を手伝ってもらうことで、私が休む時間を確保しました。

もちろん、初めから義母が来ることに抵抗がなかった訳ではありません。

最初はとても気を遣っていましたが、そのうち泊まりに来てもらうことにも慣れてきて、やって欲しいことは遠慮なくお願いし、自分は休むことに徹底しました。

私はこうして、それぞれの職場の皆さんや身内の協力を得て、無事産後うつを克服しましたが、それが難しい方は産後ヘルパーなど自治体にもサービスがあるので、ぜひ第三者の力を利用してみて下さい。

↓私はこちらの家事代行サービスも利用しました↓

産後うつは、決して当事者だけが頑張って乗り越えるものではありません

むしろ、これまで1人で頑張りすぎてきた結果、産後うつになってしまった可能性が高いのです。

ある日、私の主治医が言いました。

「病気になったということは、周りにSOSを出しているということ。口に出して言えない『しんどい!誰か助けて!』という気持ちを、体が代わりに伝えてくれているということ。だから、存分に周りの人達に甘えましょう。』と。

克服した今、この言葉の意味を深く理解できます。

決して私一人では乗り越えられませんでした。

今まさに産後うつで苦しんでおられる皆さん、ぜひ声に出して言いましょう。

「しんどい!助けて!」と、遠慮なく言いましょう。

周りに頼りましょう。甘えましょう。

その声を聞き、助けてくれる人は必ずいます。

私にコメントやメッセージを下さっても構いません。

どうか、これ以上一人で苦しまないで下さい。

もう十分、頑張ってきたのだから。

さて、産後うつシリーズも次回の記事で最後になります。

最後は、今回ご紹介した以外にも、私が産後うつ中に読んで心が救われた本や、モンテッソーリ教育との出会いについて書きたいと思います。

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最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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